嫁激(とつげき)★北フランス家族

北フランス人の夫と2人の息子とともに日仏を行き来しながら、清く楽しく美しく?生きたい母きくこの絵日記です。

タグ:死刑制度

昨日はこのニュースで飛び起き、一日中心が苦しかったです…。実際にDさんもわりと「死刑反対派」でした(というか今でも理想はそうであるべきだと)。ただ、やはり自分に子どもができて、その子どもがもし非情な事件に巻き込まれたら…と考えるようになってから少し変わった ...
昨日はこのニュースで飛び起き、一日中心が苦しかったです…。
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実際にDさんもわりと「死刑反対派」でした(というか今でも理想はそうであるべきだと)。
ただ、やはり自分に子どもができて、その子どもがもし非情な事件に巻き込まれたら…と考えるようになってから少し変わったそうです。


私としては、
犯人がこの世から消えてくれることでしか癒されない・許せないものがある。
と思うんです…。

作家の村上春樹さんも元々は死刑反対派ですが、地下鉄サリン事件の被害者を取材しているうちに多少は必要性を理解したと言っていましたしね…。


でも、フランスって絶対的に「生きている人優先」の考え方なんですよね。
(幽霊を信じている人もほとんどいません)


ミネットさんのこの記事でも、重罪の囚人たちの好待遇にびっくりしました。
監獄の囚人も社会の一員
(すいません、リンク勝手に貼らせてもらいます(^_^;))


もちろん衣食住足りて礼節を知るとは思いますので、犯罪を繰り返す環境にいる人間にこそ手厚い支援は必要だと思っていますし、
別に重罪を犯したからとて、囚人にひどい環境でいて欲しいわけではありません。


また、どうしても人が人を裁く上で冤罪という可能性が否定できないのと、
Dさんはじめとするフランスの死刑反対派に関しては、
フランス革命の歴史とかもあったうえでの思想だなと思うので(短期間であまりに人を死刑にしすぎましたよね…。老若男女、貴重な研究者もろくな裁判もしないであっさりと…)、
一概にフランスが間違っているとも思いません。


でもね、
地法国家で、自分で復讐の手を下せない限り、やはり国家にその代わりをお願いしたいと思うのも当然かと…。

この死刑制度については国際カップルでもよく議論になるのですが、

どちらも言い分やそれぞれの歴史・価値観があるので難しいです…。


でも、今回の事件はもちろん到底許されるものではなく、
やはりきちんと加害者の命を持ってしても裁かれるべきだと思います。

本当にニュースで詳細を知るたびに切ないです…。

改めまして、
亡くなった方のご冥福をお祈りします。
怪我をされた方もどうか回復しますように…。


重いテーマですが、どうしても書いておきたい話題でした。
フランス人の死生観についてなども今度ちょっと書いてみたいです。やはり日本との違いにびっくりします。

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